バレエでのふくらはぎの痛み。

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先日、小さなバレリーナがふくらはぎの痛みを訴えて来院されました。バレエは見た目の優雅さとは裏腹に、身体にかなりの負担のかかる芸術スポーツです。

バレリーナ(バレエダンサー)によくある症状は、足部や下腿の疲労骨折、足首の捻挫、外反母趾、足底筋膜炎、長母趾屈筋腱炎、三角骨障害、アキレス腱炎など足(脚)の障害、外傷です。

今回の患者様はふくらはぎの痛みということでお話しを聞き、どうもどこかの接骨院さんに通っても改善が見込めなかったそうです。

触診したところヒラメ筋の張りが非常に強かったのでその張りを取る治療をしました。すると、左右のアキレス腱の太さに差異があり、圧痛(圧迫した時の痛み)もあり、アキレス腱炎の可能性も出てきたのでそちらも一緒に治療しました。ヒラメ筋の張りは50%ほど改善したので痛みも50%になると思います。アキレス腱はもともと血液の流入が少ないため1ヶ月ほどの治療が必要になるケースが多いですね。

バレエに限らず成長期のお子様は急激な体重の増加や、神経系と筋持久力の発達に伴うパフォーマンスの向上に筋力が追い付かず障害、外傷が発生する事もしばしばありますので、保護者の皆様は注意深く見守っていただきたいです。
 
そして治療後は一緒にお越し頂いていたお母様も「私もいいですか?」とのことで、急遽お母様も治療を。お母様は10代のころから腰椎側弯症を患っており、その影響で腰はもちろん背中、肩まで筋肉がガチガチに緊張し、硬くなった筋肉が神経を圧迫して手足に痺れがでていました。

痺れのような神経症状には鍼治療がとても有効です。お母様にはひとまずガチガチの筋肉をリラックスさせる鍼治療をして1週間ほど様子を見ていただく事にしました。

定期的に治療することでより良い改善を目指しましょう♪

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